有希屋良 Yukki Yaura 屋良有希


読売新聞

カウ.パレード
牛のオブジェに「日本書紀」
ロンドン日本芸術家の作品

最近、ロンドン市内のあちらこちらで実物大のカラフルな牛の模型を目にする。これは、観光PRとチャリティー募金を目的に1998年にスイスのチューリッヒで始まった「カウ.パレード」と呼ばれるキャンペーン。グラスファイバー製の牛の胴体に、アーティストに思い思いの絵を描いてもらい、街頭展示が終わったら、競売にかけて収益金を慈善団体に寄付することになっている。これまでシカゴやニューヨークなどでも実施され、ロンドンが7カ所目の開催地になった。
ロンドンで街頭展示されているのは、約150。
ロンドン東部の新興ビシネス街カナリーワーフの駅ビル前には、日本人芸術家の作品もある。この人は、ロンドンを拠点に活躍している日本画家で書道家の有希屋良さんで、「日本書紀」から牛に関する記述を抜粋した書を牛の全身に書いた。
有希さんは、「昔の日本には、仏教信仰の影響で、人間も動物も優劣なく扱っていた。牛は特に『平和』を感じさせる動物。」と語っている。













各作品は9月半ばまで展示された後、競売大手のサザビーズでオークションにかけられる。競売で得た収益は、子供向けの電話相談を運営する「チャイルドライン」など慈善団体に寄付される。
作品購入希望者は、ホームペイジ(http://www.cowparade.com) まで。
                    読売新聞 ロンドン支局 
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